生きてると疲れる

東京都、26歳、会社員。これまでと、このさき。

僕はセックスをあきらめない

高校に入ったばかりの従弟(イケメン)(運動神経が良い)がいるんだが、祖母の話によると入学した途端にモテモテで、今は3人からアタックされてて困ってるらしい。
このままでは童貞/処女からの卒業において先を越されてしまいそう、かもしれない。
セックス、しちゃうのかなあ。あの、赤ん坊のころ叔母のおっぱいに吸い付いてた彼が。幼稚園児のときは親が作ってくれたマジレンジャーの呪文一覧表を手にマージフォンで遊んでた彼が。セックスしちゃうのか…。
っていうか、あいつ高校生になったのか…ユキおねえちゃんが処女だなんて1ミリも思ってないだろうな…。

なんか、処女だということだけで、世界から置いてきぼりにされているような気分になる。


先日、非童貞の方(先輩)とセックスについてお話しする機会があって、そのとき先輩が「セックスは二人で協力プレイするもの」って仰ってたのが妙に心に刺さっている。
なんか、僕は基本的に自分のことしか考えてないんだけど、それじゃダメなんだよね。セックスは。一人でできることじゃないもんね。
僕がしていたのは、相手をおかずにしたオナニーでしかなくて、それは当然セックスへ至る道ではなかった、そういうことなのかもしれない。

かもしれない。


まあ、なんだろう、相手をあまり尊重できていなかったのが僕の反省点かなって思う。童貞なのにいろいろ期待しすぎちゃってたこととかもあったと思う。

協力プレイなんだ、一人で焦ったりとかしちゃダメなんだ。協力できる人、協力できる関係があってはじめてセックスに至れるんだ。たぶん。


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前回の記事に素敵なメッセージをいただいた。詰んでなんかない気が少ししてきた。


母に「年上のおねえさんと付き合おうなんて男の子は、おねえさんと付き合っていろいろ教えてもらおうって思ってるだろうに、おねえさんが処女だなんて残念すぎる」って言われてから、そうだよなあ、僕だって年上のおねえさんと付き合うならそう思うもんなあって思ってたけど、逆に、セッする雰囲気になってきてから突然、おねえさんが「実は初めてなの…////」とかカミングアウトしてくるっていうのもそれはそれで良いシチュエーションなんじゃないかって気もしてきた。

死ぬまで処女、っていうのもかっこいいかなとか、本当にいろいろ考えたけど、僕はセックスをあきらめないことにする。

〈追記〉




っていうか処女は比較的どうでもよくて、童貞卒業したいよな!

セックスをしたことがない

ヤーズが切れそうになってきたから、昨日は婦人科に行った。内診のある日だった。

僕が行ってる婦人科は予約するときに“女医希望”と“どちらでも良い”の二つの選択肢があるんだけど、僕はいつも“どちらでも良い”を選ぶ。っていうか本当なら僕は“男医希望”なのである。女の人にまんこ見られるの恥ずかしいんだもん。
昨日は男の先生だった。よかった。

「今日もおしりの方から見させていただきますね」
「はい」

知ってる人は知ってると思うんだけど、ヤーズを服用していると時々内診を受けなければならない。内診っていうのは、まんこに機械を(先っぽだけ)突っ込んで、超音波かなんかで内性器の様子を見るのである。
これが、セックスしたことないと問診票で申告すると、まんこではなくアヌスから検査されることになる。



僕は25歳だが、セックスしたことがない。


文字通りの意味である。けして、「しばらくセックスしてないから童貞/処女同然だよー」などと言うやつらと一緒にしないでほしい。本当にセックスしたことがない。

ここでは“セックス”を“男性器を女性器に入れること”と定義させていただく。 風属性の人が言うところの“本番行為”ってやつである。異論は数多くあることだろうが、定義しないと話が進まないのでね。


これまで、高校生の時とか、大学生の時とか、男性の恋人を持ったことが合わせて3回ある。3回ともセックスしないうちに別れた。1年以上付き合ってたこともあったのに、セックスはしなかった。(たぶん)セックス直前までいったこともあったのに、セックスはしなかった。できなかった。


あとから暦を見たら、デートしたけどセックスできなかった日はみんな不成就日だったりして、笑うほかなかった。



なぜ、セックスできないのか、答えは簡単である。“相手も童貞だから。”これに始まりこれに終わる。僕の性生活のすべてがそこにある。“相手も童貞だから。”

“童貞・処女同士で初めてのセックスをする”という、童貞のロマンみたいなものがある。僕もその持ち主だ。いや、持ち主“だった”と言うべきかもしれない。僕にはわかってしまったんだ、“童貞・処女同士で初めてのセックスをする”なんて、言うのは簡単だが、実行するのはめちゃくちゃ大変だって。準備に準備を重ねて、練習に練習を重ねて、初めてできることなんじゃないかと思う。

童貞、初体験ともなると緊張したりするし、コンドームの付け方もよくわかってないし、入れるべき穴がどういうふうになっているかもよくわかってない。緊張とわからなさで、どうしようもなくなってるうちに萎えてしまう。そんなことの繰り返しで僕の人生にセックスは登場しないまま、25歳になってしまった。


恋人、というか、特定個人(病気とかもってない)としかセックスしたくないし、自分は初めてなのに相手が経験豊富とかだったりしたらなんかやだ。そういう気持ちで童貞としか付き合ってこなかった結果がこれである。



「会社に新たな新卒が入ってきたら、年下の男の子と出会いもあるかなあ」とつぶやいたら、「でも、年上の女と付き合おうなんて男の子は『おねえさんと付き合っていろいろ教えてもらおう』って思ってるだろうに、おねえさんが処女だなんて残念すぎるでしょ」って返してきたのが母である。母は、25歳の時にはすでに結婚していた。もちろんセックスだってしていたはずだ。


まあ、そうだよなあ。
残念だよなあ。

好きな男の子のタイプに“年下”が入ってる段階で詰んでしまった感じがある。



セックスしたいか、処女卒業したいかって聞かれたら、別にどうでもいい気がする。やったことないからセックスが良いものなのかどうかわからないし。

でも、わからないことは知りたいし、やったことないことはやってみたい。そういう気持ちで“セックスを経験してみたいな”とは時々思う。

それに、当然のようにセックスしたことある同年代の人たちが、セックスしたことない同年代の人なんていないかのようにカジュアルにセックスの話なんかしてくると僕はとてもつらい。同年代とかそれ以下でセックスしたことある人のことを、宇宙人みたいに感じることがある。正直、ちょっと怖い。
そういう話をすると「それはセックスすれば治るんじゃない?」って言われるけど、たしかにそうかもしれないなって思うけど、それのためにセックスしたいとも思わない。病気じゃないし。
セックスするにしたってぼくは恋人としかセックスしたくないから恋人つくらなきゃいけないし、でも別に恋人ほしいとも思ってないし、どの選択肢を選んでも詰んでる感じしかしない。

詰んでる。



もうだめだ。

ダイエットはじめました

ダイエットを始めた。


というのも、ムーミンタンブラーほしさにオルビスの置き換えダイエットするやつ(21日分)を買ったのである。

ムーミンタンブラー、今やってるキャンペーンでもらえるやつはムーミンではなく“スノークのお嬢さん”柄であり、厳密に言えば“スノークのお嬢さんタンブラー”なんだけど、母は彼女を「ノンノン」と呼ぶので不思議に思ってGoogle先生に聞いたらWikipedia先生を紹介されて、彼女の名前の事情を知ることができた。名前がないのが正式であり、“スノーク”は種族名であるらしい。日本でアニメ化したときに日本の人間が勝手に名をつけたのでトーベ・ヤンソン激おこだったとか。まあ、怒るよねそれは。


それはともかく、ダイエットである。

今回のこれは、先にも述べたが、いわゆる置き換えダイエットだ。僕はお昼にパンを食べるのをやめてオルビスのプチシェイクに変えることにした。摂取カロリーが減るし、いろんな栄養も摂れるし、お財布にもやさしいし、会社の冷蔵庫に牛乳さえ入れておけばできるので買い物の手間も減るし、味もわるくないし、いいばっかりである。
僕はパンを食べるときに、どんなに気を付けているつもりでもそこらじゅうにパンくずをこぼしてしまう特殊能力を持っているんだけど、それもこれもオルビスのおかげで解決した。よかった。

これと、腹筋の運動を組み合わせて、あとなんか、できるだけ歩いたり階段のぼったりして、そういう感じでダイエットをする。職場の行き帰りだけで結構な運動量になってると思うから、まあ、無理して運動する必要もないだろう。


職場の人たちに“いつもパンばっかり食べてる人”と認識されているので、パンじゃないお昼ごはん食べてたらなにか言われるんじゃないかとすこしどきどきしていたのだけれど、今のところ特に何も言われない。復職してから1ヶ月以上たったので、みなさんから僕への興味関心が薄れてきてるのかもしれない。

でも、まわりの人の反応なんて、そんなことはどうでもいいことだ。
僕は僕のためにダイエットするのだから。

自分の心身を守れるのって究極的には自分しかいないし、自分を今のままでいさせることも、変えることも、自分にしかできない。

僕は、僕が大学生のときより少し太ったの知ってるし、鏡を見ると、やっぱり今よりもう少しやせてたほうが僕は素敵だと思うから、だからダイエットをする。


自分のこと素敵だって思いたいから、ダイエットをする。

ひょっとしたら、これは長いダイエット人生の始まりなのかもしれない。


がんばりたい。

万年ダイエッター

母が、「貼るやつ買っちゃったよー」と言う。“貼るやつ”というのは、あの、おなかに貼ると腹筋をピクピクさせて鍛える機械である。

こないだ腹筋座椅子買ったばかりなのに。



母は、いつもダイエットしている。
僕が物心ついたときにはすでにダイエットしていたように思う。

ビール酵母ダイエットが流行ったときは毎日ビール酵母をヨーグルトにかけたものを食べていたし、バランスボールが流行ったときはすぐにバランスボールが我が家にやって来たし、ほかにもなんか、いろんなサプリメントを試したりとか、健康情報番組でナントカ体操が紹介されたらすぐに生活のなかに取り入れたりとか、マヌカハニーとか、ココナッツオイルとか、エステティシャンの手技をモデルにしたとかいう変な機械を買ってそれで毎日二の腕をブルブルさせたりとか。

そうやって、小柄で華奢な体を維持しているのだ。



母は、やせている。僕(158cm)より少し背が低くて、体重は僕(44kg前後)と同じくらい。BMIでいうと18くらい。
だから、母がダイエットしているという話を聞くと、誰もがこう言う。「必要ないんじゃない?」
でも、ダイエットって太ってる人がやせるためにするものばかりじゃない。母は、“やせた体型を維持し続ける”ためにダイエットをしているのだ。母の辞書に“リバウンド”の文字はない。常に、努力を怠らず、ダイエットし続けるのだ。そうやって、女性に何度かおとずれる“太りやすい時期”を乗り越えてきているのだ。そうして“常にやせている”実績があるから、おいしいものを我慢せず食べることができるのだ。



僕も、やせている。
先に述べたように、母とほとんど同じ体型、BMIでいうと18くらいだ。十年前からほぼ変化なく、だから十年前の服とかも全然平気で着られる。
僕は自分の体型のこと好きだし、自分の健康的にもベストだと思っている。だって、ずっとずっとこの身体だから。


僕は一回だけすごく太ってしまったことがある。浪人したときに一年間宅浪で、ほぼ家から出ず運動もしない暮らしをしてごはんもおやつも「勉強するのにエネルギーが必要!」と主張して食べまくっていたら大学に入る頃には55キロになっていたのだ。

この増量は僕にアイデンティティの危機をもたらした。なにしろ、幼い頃から、僕はやせてるものであり、やせてるのが僕だったから。「足ほっそ!」とか「スレンダーでいいわねえ」とか言われるのが日常だったから。やせてることは僕のアイデンティティの重要な一部だった。僕は混乱した。


僕はアイデンティティを取り戻すために努力をしたか?答えはノーだ。
大学生の一人暮らしほどやせるものはないから、特にダイエットらしいダイエットもしないままに半年で10キロ落ちた。そのあと更に半年で42キロまで削って「初音ミクさんと身長体重が同じ!」っていうのをしばらくはキャッチコピーにしてた。

元々少食だからか、母からの遺伝なのか、その一回以外は全然太らないで生きてきた。だから自分の身体のことを、あまり太らない性質なのだとばかり思っていた。なのに、最近また太り始めている自分がいて、僕はすごく戸惑っている。

5号のブラウスがキツくなってきている。

就職したから、仕事のストレスで食べる量が増えたからだろうか。あるいは、低用量ピルの服用を始めたからだろうか。そもそも学生時代は3食きちんと食べるということがなかったから、社会人になって3食食べるようになっただけでも太っていってしまうのかもしれない。

母のダイエットを見ていたのだから本当はわかっていたはずなんだ。スレンダーな体型は才能が1%で99%は努力なんだって。あまり太らない性質だとしても、努力は必要なんだって。


僕の身長だったら50キロは越えているのが、一般的には健康だとされるのだろう。でも、僕には僕の健康があって、それは44キロ前後だから、体脂肪率は20%切りたいしウエストは60センチ切りたいから。



僕も母のように万年ダイエッターの道を選ぶしかなさそうだ。

父の日だった

人事異動があって、職務内容が変わって、パソコンの画面に向かって仕事をする時間がすごく増えたら目の疲れがひどくなって、まいったなあと思っていたのだが、ある日、上司のメガネのレンズが紫色にあやしく光るのを見て、そういえばPC用のメガネと言う文明の利器があったのだと気付き、早速休みの日に買いに行った。

JINS SCREEN。ブルーライトを38%カットしてくれるという触れ込みのそのレンズは、ぱっと見わからないくらい薄茶色がかっていて、ようするに普段使いしやすいサングラスといった風なものだった。

それについてきたのが、父の日割引券である。

父の日には一緒にメガネを買いに行こう!と書いてあるそれを見て、僕ははじめて父の日が近づいていることに気づかされたのだった。



“父の日”って、なんか、影が薄い。
スーパーだって花屋だって雑貨屋だって、母の日が近づいてくると母の日の贈り物コーナーを作るのに、父の日コーナーはあんまり作られない。父の日なんてないみたいに、母の日ギフトの売れ残りの半額セールとかやってる。


僕も今までの人生において、父の日を、わりとないがしろにしてきた。

幼稚園児のときは、やれ母の日だ父の日だ敬老の日だって言っては工作させられたから、手製のくだらない何かをプレゼントしていたはずだ。けど、小学校に上がって以降、父の日に何かをプレゼントした記憶がない。母には母の日にちょっとしたお花とかお菓子とかをプレゼントしたことがあったが、父にはない。

誕生日と、ヴァレンタインと、父の日とクリスマス。“父にプレゼントをする機会”っていうのは年に何度かあって、でも強制性はないからあげなくても全然いいみたいな感じだった。だから僕はヴァレンタインにだけはチョコレートとポストカードを毎年あげていたけど他はほとんど父には何もあげていなかった。ヴァレンタインは、お返しがあるからね。

そもそも、父はあまり家にいなかった。仕事も忙しいときは忙しそうだったけど、そうでないときはオタクだから趣味に忙しかった。たまに家にいるかと思うと、録り溜めたアニメや特撮やアイドルやお笑いの番組を見るのに忙しくしているのだった。

「亭主元気で留守が良い」なんて言葉があるが、それを地で行っている家庭だった。


だから、なんとなく、血も繋がってるし、20歳までは同じ家に住んでたし、趣味だって被ってる部分が少なくないのに、なんとなく父とは疎遠だった。

その父に、今年は、何かあげたいなって思った。
たぶん、父方の祖父が先日死んでしまったことによって沸き起こった気持ちであると思う。父が死んでしまう前に、父のこと好きだよって伝えておかなきゃって義務感にも似たものを感じていた。なんとなく疎遠ではあったけど、よくできた父親だとは思わないけれど、父は僕のオタク的人生のロールモデルになっているし、一番尊敬するオタクだと言っても過言ではないのだ。


それで、僕は、何をあげようかさんざん迷ったあげく、お金もないのでポストカードに簡単なメッセージを書いて、JINSの割引券を同封して、ポストに放り込んだ。



ポストカードは、東急ハンズで買った。

東急ハンズは店のあちこちに父の日コーナーを作っていたが、ポストカードのコーナーも例外ではなく、父の日仕様のカードがたくさん並んでいた。
見ると、“スーツにネクタイ”と“ビール”のデザインされたものが非常に多かった。
ビジネスとアルコールだけが父ではないはずだし、子供だって「働いてるお父さんが好き」とか「お酒が飲めるお父さんが好き」とかではないはずなのに、イマドキ多様性の時代なのに“父”のイメージのなんと画一的なことか!
僕はオタ活してるときの父が一番好きだし一番輝いていると感じているから、そんな父の日コーナーを一瞥してその後ろに回り込んだ。いつも通りのポストカード売り場。そこで、僕は父へのプレゼントとして適していると思える一枚を手に入れた。

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これである。
父、超強そうでしょ。


メッセージには「いつも愛と心配をありがとう。今はお金がないので大したものは贈れません」みたいなことを書いた。来年はもうちょっとマシなプレゼントを贈りたい。



ちなみに、ブルーライトカットのメガネの効果はすごくて、仕事中に目薬をさす回数が5分の1に激減した。パソコン仕事の人は父へのプレゼントをおろそかにしてでも買うべき。

残業のない世界のなかで僕は

お金がないのに贅沢をするのはよくないと思い始めたから、スタバ通いはやめてしまった。かわりといってはなんだが、500mlの水筒に家で作った水出し麦茶を持ち歩いている。


麦茶ってやつは体を冷やす効果があるだとかで、しかも安いし、夏にはちょうどいい飲み物なんだけど、カフェインゼロ・カロリーゼロでは僕は生きていけないので結局おひるにパン買うついでにリプトンのミルクティー470mlを買ってしまう。

なんか、僕は猫舌だから食べ物食べるときにちょいちょい水分摂取する癖がついてるんだけど、さらに今はなんかメンクリから出てる薬の副作用でめっちゃ喉乾くからいつも以上に飲み物ほしい感じなんだよね。それで、会社にいる間に、合計970mlのお茶を飲み干す毎日を繰り返している。


午後二時くらいになると仕事が捗らなくなりがちで、あまいものとカフェインが必要になってくるんだけど、ここでミルクティーは優秀だ。デスクでおやつ食べてたら上司や先輩たちに「こいつ仕事に真面目に取り組んでないのでは…?」「口のなかにものが入ってる状態で電話に出る気か…それとも初めから電話に出ないつもりなのか…?」などと思われてしまうところを、飲み物に変えるだけで、“あまいものを摂取してること”にかわりはないのに「水分補給は大事だもんね」って全然違う見方をしてもらえるようになる。エナジードリンクだったら「こいつ…本気か…!?」と思ってもらえるところだろう。僕はエナドリやばそうだと思うから手を出さないんだけど。


なにしろリプトンのミルクティーは108円で買えるのが強いんだよね。高かったらスタバ通いをやめちゃった意味がないもんね。
ほんとは1日108円でも使いたくなくて、どうせ毎日同じものを買うんだったらネットで大量に買えば安くすむのでは…?と思って調べてみたりもしたんだけど、何本買おうが1本あたり108円くらいが底値みたいだった。ざんねん。



なんで僕がこんなにケチケチしてるかといえば、お金がないからである。

お金がない。
半年も休職してしまったために、まじで我が家の財政はギリギリって感じなのである。休職中は保険からお金が出たけど、家賃光熱費食費その他必要な雑費、だけならふつうに暮らせるくらいの額ではあったが、医療費がヤバい。薬が高い。ジェネリックでも全然高いし、重要っぽい薬に限ってジェネリックがなかったりする。メンタルのお薬もヤバいんだけど、それ以上にヤーズが、ヤバい。いい薬なんですけどね…先立つものがね…。


メンクリ、希望すればカウンセリングを受けることができるらしくて、たぶん受けたほうがずっとはやく治るんだろうとは思うんだけど、保険がきかないから高い。高いから、勧められても「いや…大丈夫です…」ってなっちゃう。全然大丈夫じゃないんだけど。大丈夫だったらメンクリは要らねえんだよ。


“かわいい”“たのしい”“おいしい”の3つがあれば僕は幸せになれる。でも、雑貨屋とか行ってチョーカワイイものみつけて、うわーこれもう買っちゃおうかなーって思っても値札を見ると現実に戻ってきてしまう。もうなんか、千円未満のものでもお財布と相談しないと買えない。実際にお金がない以上に、自分のなかの「お金がない!!!!」という思いが強まってしまっている。それはもちろんストレスのもとになるし、よくないんだけどこれはほんとにどうしようもない。


今では職場復帰こそ果たしたものの、残業にドクターストップがかかっているので、残業がないかわりに当然残業代もでない。それで、去年より少し少ない収入でがんばらざるをえない感じ。もうちょっと元気になって、残業もあるようになったら財政も豊かになって好きなものにお金が使えてオタ活も充実してきてメンタル面にも良い影響があって、エンタメ業界に就職した友達に「お前の給料は俺の財布から出てるんだぞ」って言えるようになるだろう。はやくそうなりたい。

なりたい。けど、ゆっくりゆっくりだね。

菅田将暉のクリアファイルをもらうためだけにauショップに行った件

ある朝突然、母が「auの夏フェス行こうよ」と誘ってきた。
「夏フェス?」「なんかいろいろもらえるらしいよー」
母が提示してきたスマホの画面を見ると、たしかになんかいろいろもらえるらしいことがわかった。
「あ、クリアファイルは選べるんだ」「そう!だから早めに行かないとほしいやつなくなっちゃうかも!」
鬼ちゃんこと菅田将暉のクリアファイルがラインナップされてることを確認した僕は、行くことに決めた。
「じゃ、今日帰りに待ち合わせして行こ!」


菅田将暉、フィリップくんを演じてるときはそこまで好きじゃなかったんだけど(『仮面ライダーW』では若菜姫が一推しで照井が二推しだった)、女装してたりグラブってたり、総理大臣してたりグラブってたりしてるのを見てるうちに、すごくいいなあと思うようになった。っていうか、『海月姫』の女装がものすごくよかった。もともと女装が似合いそうな風貌なのに、女装をする役を演じるにあたって、からだづくりから努力した話を聞いたときは、もう、なんというか感動した。最高の女装は1%の才能と99%の努力から生み出されるものなんだ!すごい!って思った。映画『海月姫』、まだ見てないって方は是非、何らかの方法で見てくれ。菅田将暉の女装はいいぞ。



僕と母は、待ち合わせてauショップへと向かった。

この、近所のauショップというのがくせ者である。店に入るとまず新人っぽい女の子が何の用で来たのか聞きに来るのだが、彼女に用件を伝えるのがなかなか厄介なのだ。たぶん、簡単なマニュアルを覚えるくらいの教育しかされてないのだと思う。「故障です」とか「機種変です」とかなら通じるのだろうが、母の「フェスに来ました」は一ミリも伝わる気配がない。あまりにも伝わらないので女の子が引っ込んで、かわりに社員ぽいおにいさんが出てきて、どうにかクリアファイルを手にすることはできたが、母はもらえるものは全部もらって帰ろうとしてくるからおにいさんに電気の検針票を見せびらかして「これ見せると電池がもらえるって聞いたんですけど」などと言う。おにいさんは「確認して参ります」と言って少しして電池をもって戻ってくる。「auでんきのご契約…」「しません」「ご興味は…」「ありません」母が、強いモードになっているのを感じる。こういうときは興味がなくても説明くらい聞いてやるのが人間のルールではないのか。強いモードの母に人間のルールは通用しないのか。母は電池を手にし、auでんきの説明なんぞ一言も聞いてやらないのだ。

僕が小学生の頃、つまり15年くらい前には「買うものが1個しかないー!こんなちょっぴりの買い物でレジ行くの恥ずかしいからユキちゃんが買ってよう」なんてよく言ってた、恥じらいのある母はもういないのだ。諸行は無常だし盛者は必衰だし、人間は何歳になっても成長し続けることができる。道理である。

そんなこんなで、僕が実物を見たかった新しいAQUOS PHONEのちいさいやつはまだ発売されてないこともわかり、僕たちは満足して帰路についた。


帰宅して、改めて菅田将暉のクリアファイルを見ると、菅田将暉はやっぱりきれいな顔をしていた。全然若く見えるし、またフィリップくんの役で映画とか出ればいいのになあ……若く見えるとか見えないとかの問題じゃなくて、出世しちゃったからギャラが高いのかなあ…… なんて、誰でも思うようなことを、思う。


がんばってもらいに行ったけど封印します。