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生きてると疲れる

東京都、25歳、会社員、処女。これまでと、このさき。

ウルトラマンシリーズ強化月間

昨日は、お休みの日だから、出かけようかなってちょっと思っていたのだけれど、風が強くてヤバそうだったからやめた。
やめて、ウルトラマンシリーズを見る日にした。なにしろ今月は個人的にウルトラマンシリーズ強化月間なのである。


ウルトラマンシリーズ。世界で最も派生作品の多いシリーズとしてギネスブックにも載っている、日本の誇る特撮シリーズである。
が、私は特撮オタクを自認しているにも関わらず、ウルトラマンシリーズは(ウルトラマンオタクの人と比べたら)ほとんど見ていないと言っても過言ではない。ほとんど見ていないというのは、完走したシリーズがひとつもないという意味である。初代マンと、マックスとメビウスはけっこう見てるし、その他のウルトラマンシリーズの作品もだいたい何話かずつ見てあるが、ウルトラ戦士たちの見分けはほとんどつかないし、怪獣の名前もあんまりわからない。


こんなことではいけない、と僕は思った。

僕には、あんな風になりたいと思う人が何人かいるが、なりたいランキング第一位は父である。父は映画と漫画とその他いろいろのものが好きなオタクである。であるから、僕は中学生までは親子前売り券でいろんな映画を見に連れて行かれた。英才教育である。ちなみに母は読書と水族館とその他いろいろなものが好きなオタクだったから、僕は幼い頃から母が僕の年齢に合わせてオススメの本を図書館から借りてきたのを読まされた。英才教育である。

実家の近所のシネコンは大型商業施設のなかにあって、施設のなかにはトイザらスもあった。父と映画を観に行くと、映画のあとにトイザらスに行くのがお決まりだった。
トイザらスに行くと、父は男の子向けおもちゃコーナーのフィギュア棚を見て、「この怪獣はナントカという映画に出てくる」とか「この怪獣は着ぐるみのなかに人が二人入っている」、「この怪獣は元宇宙飛行士」などと解説してくれた。今思うと(特オタ基準では)常識的なことばかりだったが、そうやって教えてくれるのはすごくうれしかった。

僕は、親もオタクだし、友達もほとんどオタクだから、わからないことがあれば「これは何?」って聞くだけで、たいていのことについてはすぐに説明を聞ける環境で生きてきた。「仮面ライダーキバのキックってなんて名前だっけ?」「ダークネスムーンブレイクだよ!」
もしかしたら、僕の記憶力のなさはその環境によって培われてしまったものなのかもしれない。


しかし、僕はこれから自立した大人にならなければならない。人に頼ってばかりではいられない。
なにしろ、僕の夢は“おとうさん”になることなのだ。頼る人ではなく、頼られる人にならなくては。

いつか、子供をもったら、一緒にウルフェスに行きたいし、ウルフェスに行ったら子供はきっと「これは何?」って聞いてくるだろう。僕はそのときに、ちゃんと答えられるおとうさんになりたい。これは親子の信頼に関わる問題だ。
僕は子供に「おとうさんって良いなあ」と思われるおとうさんにならなければならない。

だから僕は、勉強する。テレ玉で再放送されているウルトラQを見る。YouTubeで公開されているレッドマンを見る。レコーダーに録画したまま、なんとなく放置してしまっていたウルトラマンタロウを見る。ギンガやXも録画しっぱなしだったからそれも見る。見る、見る。

ウルトラマンシリーズって、参入障壁が高いというか、過去作を知らないとたのしめないイメージがあった。実際、ウルトラQとかウルトラマンを見ると、あっ、あのときのあの怪獣はこういう性質なんだ!こういう因縁があるんだ!というように平成ウルトラマンへの理解が深まるのを感じる。

思えば、幼い頃にウルトラマンシリーズに出会えなかったことは不運であった。僕の人生に子供が登場したら、その子の性別に関わらずQとかマンとかセブンに慣れ親しませて育ててやりたい。

そんなわけで、今日も僕はウルトラマンシリーズを見るのである。