生きてると疲れる

疲れたら休む

26歳での処女卒業ってなんか意味あった?

一年を振り返る記事を昨年中にアップしたかったのだけれど、なんとなくバタバタしてるうちに1月も10日になってしまう。早い。あけましておめでとうございます。
去年はどんな年だったかな、というと、まあ、いろいろありましたが、なんといってもセックスなのでセックスについて書いて昨年の振り返りとさせていただきたいと思います。


なんとなく、ぼやかしてたけど、セックス、しました。去年。我が人生において初めて。


ここでいうセックスというのは男性器を女性器に挿入する行為を指すものであり、いわゆる“本番行為”ってやつです。異論は多々あるでしょうが、定義しないと話が進まないし、ぺニスのヴァギナへの挿入を含まないセックスはそれなりにやったことあったので。なにしろ僕の去年のトピックは挿入なのです。

“セックス”。
それは突然降ってくるのかもしれないし来ないのかもしれないし、四半世紀守り抜いた処女は次の25年も守られていくのかもしれないしそうじゃないのかもしれないし、まあどっちでもいい、僕の未来はすべての可能性に開かれているんだ、と思っていたら降ってきました。26歳になった少しあとに。
あ、“降ってきた”なんて書き方したけど成人同士の合意の上の問題ないやつなのでそのへんはご安心を。

「本当に男性器は女性器に入るんだなあ」というのと、「本当に少し血が出るんだなあ」というのと、「別段気持ちよくないしちょっと痛いけど今後の開発次第なんだろうなあ」というのが初体験の感想でした。
そんなもんでした。
思ってたよりあっけないというか、まあ思ってた通りというか、そんな感じ。

それで、非処女になりました。

ずっとずっと、ちょっとだけコンプレックスだった「処女」ではなくなりました。
それで、何か変わったか?というと、別段、変わらないんですね、これが。

思うに、26歳ってのが遅すぎたんですよね。


なんで処女なのがコンプレックスだったかというと、まわりに処女の人少なくて、大学生にもなると当然のようにセックスしてると思われて、セックスの話題とかもまわりでありふれていて、それに入れなかったから。じゃあ、処女じゃなくなったらセックスの話に入れるようになったんじゃないかと思うでしょ?違うんですよ。

だってもう、同世代に「経験人数1人」の人なんてまずいないんだもん。

同世代の話題ときたら、「今のカレシと結婚したいんだけど」(次の段階に進んでる!!!)とか「子供が○歳になりました」(ついてけない!!!!)とか、そんなのなんだもん。セックスの話題出ても「元カレとのヤバかったセックス経験談」みたいなのになったら入れないじゃん。こっちは経験人数1人なんだもん。無理でしょ。

今からどんなに経験値積んでも間に合わない、追いつけないところにいるんですよ同世代のみんなは。無理です。


結局のところ、学生時代にセックスできなかった人は何をやっても学生時代にセックスできた人に勝てない、そういうところがあるのだと思います。いや、「学生時代にセックスしたかったなー」って1ミリも思ってない人は幸福です。そういう人はすべてに勝っています。1ミリでも思ってたらもう負けです。

ちょっとだけコンプレックスだった「処女」は、削除されることなく、「学生時代にセックスできなかった」に名前を変えて保存されることになりました。
ざんねんですがしかたありません。
学生時代にセックスしたい人生だった。

だからまあ、大学出ても童貞や処女のみなさんにお伝えしておきたいのは、今から急いで捨ててもあんまり意味ないと思うから、ちゃんと納得できるかたちで卒業するのを目指したほうがいいよ!ってことですね。
そこで納得できないとコンプレックス増やしちゃうだけだと思うので。


26歳での処女卒業、結局のところ「30になる前に経験値積めた!」くらいしか意味なかったかなと思うので。


学生時代にセックスできた人とどこで差がついたんだろう………だってこれって陽キャとか陰キャとか関係なくやってるやつはやってるじゃないですか…………わかんねえな……………。

学生時代にセックスできた(うえにそのあともコンスタントに経験値積んでいってる)人がセックスしてる間、わたしたちは何をしていたんだろう…………オナニーかな………………。

わかんねえな…………。