生きてると疲れる

疲れたら休む

残業のない世界のなかで僕は

お金がないのに贅沢をするのはよくないと思い始めたから、スタバ通いはやめてしまった。かわりといってはなんだが、500mlの水筒に家で作った水出し麦茶を持ち歩いている。


麦茶ってやつは体を冷やす効果があるだとかで、しかも安いし、夏にはちょうどいい飲み物なんだけど、カフェインゼロ・カロリーゼロでは僕は生きていけないので結局おひるにパン買うついでにリプトンのミルクティー470mlを買ってしまう。

なんか、僕は猫舌だから食べ物食べるときにちょいちょい水分摂取する癖がついてるんだけど、さらに今はなんかメンクリから出てる薬の副作用でめっちゃ喉乾くからいつも以上に飲み物ほしい感じなんだよね。それで、会社にいる間に、合計970mlのお茶を飲み干す毎日を繰り返している。


午後二時くらいになると仕事が捗らなくなりがちで、あまいものとカフェインが必要になってくるんだけど、ここでミルクティーは優秀だ。デスクでおやつ食べてたら上司や先輩たちに「こいつ仕事に真面目に取り組んでないのでは…?」「口のなかにものが入ってる状態で電話に出る気か…それとも初めから電話に出ないつもりなのか…?」などと思われてしまうところを、飲み物に変えるだけで、“あまいものを摂取してること”にかわりはないのに「水分補給は大事だもんね」って全然違う見方をしてもらえるようになる。エナジードリンクだったら「こいつ…本気か…!?」と思ってもらえるところだろう。僕はエナドリやばそうだと思うから手を出さないんだけど。


なにしろリプトンのミルクティーは108円で買えるのが強いんだよね。高かったらスタバ通いをやめちゃった意味がないもんね。
ほんとは1日108円でも使いたくなくて、どうせ毎日同じものを買うんだったらネットで大量に買えば安くすむのでは…?と思って調べてみたりもしたんだけど、何本買おうが1本あたり108円くらいが底値みたいだった。ざんねん。



なんで僕がこんなにケチケチしてるかといえば、お金がないからである。

お金がない。
半年も休職してしまったために、まじで我が家の財政はギリギリって感じなのである。休職中は保険からお金が出たけど、家賃光熱費食費その他必要な雑費、だけならふつうに暮らせるくらいの額ではあったが、医療費がヤバい。薬が高い。ジェネリックでも全然高いし、重要っぽい薬に限ってジェネリックがなかったりする。メンタルのお薬もヤバいんだけど、それ以上にヤーズが、ヤバい。いい薬なんですけどね…先立つものがね…。


メンクリ、希望すればカウンセリングを受けることができるらしくて、たぶん受けたほうがずっとはやく治るんだろうとは思うんだけど、保険がきかないから高い。高いから、勧められても「いや…大丈夫です…」ってなっちゃう。全然大丈夫じゃないんだけど。大丈夫だったらメンクリは要らねえんだよ。


“かわいい”“たのしい”“おいしい”の3つがあれば僕は幸せになれる。でも、雑貨屋とか行ってチョーカワイイものみつけて、うわーこれもう買っちゃおうかなーって思っても値札を見ると現実に戻ってきてしまう。もうなんか、千円未満のものでもお財布と相談しないと買えない。実際にお金がない以上に、自分のなかの「お金がない!!!!」という思いが強まってしまっている。それはもちろんストレスのもとになるし、よくないんだけどこれはほんとにどうしようもない。


今では職場復帰こそ果たしたものの、残業にドクターストップがかかっているので、残業がないかわりに当然残業代もでない。それで、去年より少し少ない収入でがんばらざるをえない感じ。もうちょっと元気になって、残業もあるようになったら財政も豊かになって好きなものにお金が使えてオタ活も充実してきてメンタル面にも良い影響があって、エンタメ業界に就職した友達に「お前の給料は俺の財布から出てるんだぞ」って言えるようになるだろう。はやくそうなりたい。

なりたい。けど、ゆっくりゆっくりだね。